マネックス松本会長「コロナ対策の資産インフレが起これば、ビットコインへ資金流入も」

今全く投資ポジションがないとしたら、何を買いますか?との質問を受けました。で、咄嗟に答えたのが以下の内容です。私だったら、ゴールドとビットコインと、やはり米国株を買うのではないか、と。

新型コロナウイルス問題への対応で、世界中の中央銀行がお金を刷っている=流動性を供給している。その規模と速さたるやGFC(リーマンショック)時の比ではない。これだけ大規模金融緩和が行われれば、どうしても資産インフレが起きる。金融緩和によって中央銀行のバランスシートが膨張する時、特にFED(米中央銀行)のバランスシートが膨張する時は、資産インフレが起きると共に、法定通貨に対する信認が落ちて、ゴールドが買われる。これは今までに何度も見てきたこと。それが今回も起きている。そして現代は、デジタルゴールドとも云えるビットコインにも資金は流れるだろう。

同時に、戦後最大、GFC時の規模を遙かに超えた流動性供給が行われる中、ゴールドとビットコインだけでは受け皿として小さ過ぎて、やはり余ったお金は企業のキャピタルストラクチャーの一番底に溜まる。企業を潰さないために供給されたお金は、先ずは給料の支払いに使われ、借金の支払いに使われ、運営費に使われ、救済する時の鉄則である余るまでのお金を供給した最後は(火事を消す時には消防車をありったけ出して水を撒くのに似ています)、キャピタルストラクチャーの一番底である資本の部に余ったお金が溜まる(消防現場が消火後水浸しになるのに似ています)訳です。資本の部にお金が溜まるとは即ち、株価が上がるのです。

今回も、史上最大の流動性供給が行われていますから、しかもアメリカのそれが桁違いですから、アメリカの企業の株価はいずれ上がるでしょう。テスラやネットフリックスやギリアドを買わなくても、インデックスでも上がると思います。なので、ゴールドとビットコインと米株インデックスを買うかなと、そう答えました。

但し、世界の中央銀行の中で、FEDのバランスシートの拡大があまりにも突出しているので、要はドルをあまりにも多く刷っているので、ドルが安くなるリスクがある。そうするとゴールドよりビットコインかなぁ。あと米株インデックスを買うにしても、為替のリスクを少しでもヘッジする方法を考えるかな。とまぁそんなことも付け足しました。

https://media.monex.co.jp/articles/-/14046

松本 大(まつもと おおき、1963年12月19日 – )
松本 大は、日本の実業家。マネックスグループ株式会社代表執行役社長CEO、マネックス証券株式会社取締役会長CEO、前株式会社東京証券取引所グループ取締役、前株式会社東京証券取引所取締役、前株式会社新生銀行取締役。

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