アリババ創業者ジャック・マー「デジタル通貨」の可能性を語る=ブルームバーグ

デジタル通貨の可能性

電子商取引中国最大手アリババ・グループの創業者ジャック・マー氏が、今後30年間に必要な金融システムにおいて、デジタル通貨は重要な役割を果たす可能性を持っていると語った。デジタル通貨は新たな価値を創造できると主張し、これからはデジタル通貨を利用して新しい金融システムをどう構築すべきかを考えるべきだと述べている。

現在アリババ・グループのトップの座から退いているマー氏は、上海で行われた「Bund Summit」に24日に参加した。

マー氏はその場でデジタル通貨に対する見解に加え、現在の国際的な金融規制は技術革新を遅らせると批判。今の世界はリスク管理だけに集中していて、技術開発を重要視していないと指摘し、若者や途上国のことをほとんど考慮していないと語った。

マー氏は「現在のバーゼル合意による規制は、何十年も金融システムの問題を解決するために利用されてきた。しかしその規制は古い。中国は若い国家であるため、産業を健全に発展させるために新しい経済圏を構築すべきで、さらなる技術革新が必要である」と述べている。

デジタル通貨が含有するもの

マー氏は以前ビットコイン(BTC)に批判的だったとも報じられており、中国の「デジタル元」などを念頭に置いた発言だと考えられる。大手暗号資産(仮想通貨)バイナンスCEOのCZ氏はマー氏の発言について、「中国でこここまでオープンに規制について話すのは容易ではない。仮想通貨や未来について多くのことを語った」との見解を示した。

一方、イーサリアムの共同設立者ヴィタリック・ブテリン氏は、「これは本当に仮想通貨を意味しているのか。中国のデジタル元など、中央集権化されたデジタル通貨のことを指しているのはないか」と冷静な見方を示している。

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