JPモルガンの「JPMコイン」利用開始、仮想通貨カストディも視野に

JPMコイン開始

米最大手銀のJPモルガン・チェースが開発した独自のデジタル通貨「JPMコイン」がクロスボーダー決済で利用開始することがわかった。米大手メディアCNBCが報道した。

CNBCは、「某大手テクノロジー企業」として、JPMコインを利用する企業名を明かしていない。同銀のホールセールペイメント部責任者Takis Georgakopoulos氏はCNBCに対して、グローバルに事業を展開する大手テック企業が早ければ今週にも、JPMコインを利用した決済を開始すると伝えた。

JPモルガンは2019年2月に「JPM Coin」構想を発表。法定通貨にペッグするJPM Coinを「Quorum」ブロックチェーン上で運用し、JPモルガン・チェースを利用する企業クライアント同士が迅速に決済できるシステムを進めてきた。JPMコインは個人決済でなく、企業間決済に特化したデジタル通貨だ。

新たなブロックチェーン部署

また、JPモルガンの新規ブロックチェーンプロジェクトに参画しているChristine Moy氏は27日に、「JPMモルガンはブロックチェーンに特化した新たな部署を立ち上げた。JPMコインは正式開始した」との内容をSNSに掲載した。

この新部署は「Onyx」といい、ブロックチェーンを利用する次世代決済システムなどを含む新規事業を展開するために設立した。約100名の人材を投入するという。

Onyxの責任者Umar Farooq氏はCoindeskの取材に対して、JPモルガンはプロセスコストを削減するために、ブロックチェーンを利用したデジタル版の小切手に切り替わることを目論んでいると話した。コストの削減は現在の75%と試算しているという。

さらに、TheBlockの報道 によると、Onyxは仮想通貨カストディ(保管サービス)の提供に向けて、すでに金融大手フィデリティの仮想通貨子会社「Fidelity Digital Assets」と仮想通貨関連企業のPaxosに接触している。

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